世界の病院の数が多い国ランキングー日本は医療設備が充実した国も医師不足?

世界の病院の数が多い国ランキングー日本は医療設備が充実した国も医師不足?

日本は世界で最も長寿の国です。平均寿命が長いことは食習慣や生活習慣など様々なこと要因として考えられます。

健康意識の高い人が多いことも平均寿命が長くしている要因と考えられますが、病気やケガをした時にそれを支える病院も重要です。

では、日本の病院の数は世界と比較してどのようになっているのでしょうか?ここではOECDが発表しているデータをもとにランキングを作成しています。

世界の病院の数

病院の数が多い国ランキングTOP10

病院の数が多い国について、OECDが発表している2016年の結果をもとに33ヵ国のTOP10のランキングを掲載しています。

(順位/病院数/国名)

1位 8,442 日本
2位 5,564 アメリカ
3位 4,474 メキシコ
4位 3,788 韓国
5位 3,100 ドイツ
6位 3,065 フランス
7位 1,922 イギリス
8位 1,510 トルコ
9位 1,331 オーストラリア
10位 1,086 イタリア

出典:OECD
※病院の定義は各国で定めれらたもの

人口1000人あたりの病床数(ベッド)の数ランキング

日本の病院の数は世界で最も多いことが分かりましたが、病床数、つまり病院のベッドの数はどうなっているのでしょうか。総務省統計局が出している世界86の国と地域を対象に調査したデータを参考にランキングを作成しています。

(順位/病床数(人口1000人あたり)/国)

1位 13.7 日本
2位 11.3 ベラルーシ
3位 10.3 韓国
4位 9.0  ウクライナ
5位 8.2  ドイツ
6位 7.6  オーストリア
7位 7.2  カザフスタン
〃      ハンガリー
9位 6.8  モンゴル
〃      チェコ

出典:総務省統計局-世界の統計2018

日本は圧倒的に病院設備が多い

意外と知られていませんが、日本は世界で最も病院の多い国です。日本の人口は世界で11位、国土面積は61位ですので、世界と比較しても圧倒的に病院の数、ベッド数が多いことが分かります。

アメリカだとちょっと病院へ行こうと考えても、車で数十分かけて行くことが普通です。

日本は医療機器も充実した国

OECDの統計データでは人口100万人あたりのCT・MRIの数についても日本は世界で最も多い国です。病院設備、医療機器も充実しているため、診断・治療目的で外国人を呼び込む『医療ツーリズム』が最近では流行っています。

日本政府もこれを広げようとしているところです。例えば、中国のお金持ちたちが日本に旅行へやってきて、日本でMRIなどの検査を受けてもらうツアーなどがあります。

人口1000人あたりの医師の数が多い国ランキング

(順位/医師の数(人口1000人あたり)/国)

1位 7.5人 キューバ
2位 6.3人 ギリシャ
3位 5.2人 オーストリア
4位 4.4人 ポルトガル
〃      ノルウェー
6位 4.1人 ベラルーシ
〃      ドイツ
〃      スウェーデン
〃      スイス
10位 4.0人 ブルガリア

40位 2.3人 日本

出典:総務省統計局-世界の統計2018

日本の医療は医師たちの努力で成り立っている

1位のキューバは社会主義体制でとにかく医者を多くする養成する政策をしてきました。医者を多く養成することで、国民が平等に医療を受けられるように国が支援してきました。中南米に医者が不足している国へ派遣することも過去に実施するほど医師の多さには余裕があります。

日本は病院数、ベッド数も多いのですが、医師が圧倒的に不足しています。にもかかわらず、医師の数はそれほど多くなく、総務省統計局のデータでも、日本はTOP10にすら入っていません。

つまり、日本の医療は医師の頑張りによって支えられていると言えます。

まとめ

『医療ツーリズム』が最近増えているということですが、広告代理店で美容外科クリニックの担当をしていた頃にも中国人の富裕層の方が来ていることを知りました。

彼らは人間ドックを受けに日本へ来たらしいのですが、ついでに医療技術の進んだ日本で美容整形もして帰りたいということでした。最近では美容外科クリニックで中国語や英語で書かれたホームページも増えてきましたが、こういった需要もあるんだなと実感しました。

美容整形をすることは日本だと隠したがる人が多いのですが、海外の大半の国ではそれを堂々と言いますし、むしろ「美容整形ができるほどお金持ち」ということで一つのステータスと考えている人が多いようです。

『医療ツーリズム』については様々な問題もあると思いますが、個人的にこういった波及効果や経済効果もあるので、様々な種類の旅行が増えてもよいのではないかと思います。