英会話初心者がやるべきはこれ!『瞬間英作文』の使い方。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

英会話初心者がやるべきはこれ!『瞬間英作文』の使い方。

私が英語の勉強を再開し始めたのは30歳になってからです。それから半年くらいはひたすら単語を覚えていました。

その後、「英語で会話できるようになりたい」と思い、聞き流し系の英会話教材だとか、英語のフレーズ集などいくつか市販の英語教材を買って試しました。聞き流し系の教材や英語のフレーズ集を覚えることは、約1年ほどしましたがそれほど効果ありませんでした

英語での会話力が伸びてないと分かったのは、英語の個別レッスンを受けることになったのからです。

なんとなく聞き取れはするけれども自分から英語を発するということができませんでした。

自分が考えることを英語で話したいと思い、色々と調べて『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』を英語の個別レッスンと並行して開始することにしました。

その後、徐々にですが英語で話すことができるようになってきました。

「瞬間英作文」は賛否両論ある?

瞬間英作文をしても意味がないとか、「英語脳」を作らなければいけないというような論調をみることがあります。

確かに、英語教材というものはいっぱいあって、いっぱいあるということは全ての人に最適だという教材はないということです。これはダイエットや健康食品にも共通して言えることだと思います。

しかし、この記事を読んでくれている方は本当に英語を話したいと思っている方だと思います。

『瞬間英作文』1冊を毎日30分を3ヶ月継続してみてください。何事もチャレンジしないとそこからのフィードバックを得られませんし、この本はやってみる価値のある本だと強く言えるからです。

私の意見としては『瞬間英作文』は「英語脳」を作る前の段階だと考えています。幼少期に英語圏で過ごしてきた方は別として、日本語から英語にするという作業は初めに必要なことだと考えています。

なぜなら自国の言葉が基礎にないと、外国語を理解することができないからです。

例えば「水」は”water”ですが、これは絵と英語が一枚の紙に書いてあれば分かると思います。しかし”liberty”(”Statue of liberty”「自由の女神」の”liberty”です)という単語だとどうでしょうか?

この単語の意味は「自由」ですが、私たちは「自由」という意味を日本語では知っています。

「自由」とはいったいなんなのか?というディベート的な要素ではなく、日本語で「自由」と聞くと「他の何ものからも強制・強要されることがなく、自分の好きにできること」というイメージが勝手に湧きますね。

概念的な単語については、日本人であれば日本語で理解する方が、外国語を学ぶときに理解を早くすることができると考えています。

もちろん、日本語にもない概念も英語にはたくさんあります。でも、まずは日本語から英語へと訳すことが英語習得への近道です。

「瞬間英作文」はどれくらい時間がかかるか?

「瞬間英作文」は短い文を反復していくことを繰り返します。英語の初級者が1日30分これに費やしたとしても、この本を1冊終えるのに最低3ヶ月はかかると思います。ちなみに私は1冊を終えるのに4ヶ月はかかりました。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』は文法ごとに作成されていて、1文法につき10の文があります。そして79の文法に分かれているため、合計790の文を意味や文構造を考えながら長期記憶に残していく作業となります。

英会話初心者であるならば、30(分)×90(日)=2,700(分)《45時間》くらいを目安にすると良いと思います。

私は『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』を終えると、次に同じシリーズの『おかわり!スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』をしました。

一冊のトレーニングを終えていて、日本語から英語へ変換することに慣れていたため、半分くらいの時間で終えることができました。

『瞬間英作文』によるメリット

『瞬間英作文トレーニング』をすることのメリットは、中学生レベルの文法を会話で使えるようになることです。「中学生レベルの文法で会話なんかできるのか?」と思ったのであれば、それは間違いです。

もし、中学生レベルの文法使いこなせるようになったならば、日本人の中ではかなり英語が話せる人です。もちろん、それにプラスして単語や熟語といったものも覚えなくてはいけませんが、基本がわかっていれば会話でそれらを使うことが難しくありません。

ここからは『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』の冒頭に書いていることを引用します。

あなたは次のような日本語文をばね仕掛けのように即座に口頭で英語に換えられますか?

①学生の時、私はすべての科目の中数学が一番好きだった。

②君はあの先生に叱られたことがある?

③機能僕たちが会った女の人は彼の叔母さんです。

 

どうでしょうか?瞬間的に口から出すのはなかなか難しいのではないでしょうか?しかし、英語を話せる話せないを分ける分水嶺はこうしたことができるかできないかです。

英文例を挙げておきましょう。

①When I was a student, I liked mathematics (the) best of all the subjects.

②Have you ever been scolded by that teacher?

③The woman(whom/that) we saw yesterday is his aunt.

 

英文を見てしまうと「なーんだ」というレベルでしょう。しかし、英文を見ればなんとなく理解できるけど、自分で口頭で即座に作れないという人は、中学英語が「わかる」から「できる」に移行していないのです。英語を話せる人というのは、自然な経験を通じてだろうと、意識的な訓練によってだろうと、必ずこうした基本文型の使いこなしをマスターしています。

出典:『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』 (著者)森沢洋介 (発行)ベレ出版

 

TOEICが800点以上の高得点とれる人でも話すことができない人は多くいます。それはTOEICが『話す』ことではなく『聞く』『読む』ということに特化した英語の試験であるからです。

(もちろん、英語力という面では効果があります。会話に必要な単語やイディオム、リスニング力などTOEICをすることで得られる力は多いにあります。むしろ、TOIEC対策で得た英語力を英会話のベースにしているとかなり心強いです。)

英会話は最終的には『英語脳を使って話す』ことを目指すべきだと思います。ただ、いきなり「英語脳」を作るのは、幼少期に英語圏で過ごすなどしない限り、身に付くものではありません。

しかしながら、そこに到達するまでのステップとして「日本語⇒英語に頭の中で英作文を作る⇒英語で話す」という作業が簡単にできるようになれば、「英語脳」にはかなり近づいているという証拠です。

聞き流しやフレーズ集の教材は参考程度に

聞き流しやフレーズ集の教材はまったく役に立たないということはありません。フレーズを覚えたり、リスニングの向上には役に立つと思います。英語を覚えるためには有益な教材であるとは思います。

しかし、どちらかというと英語をインプットするという作業になるため、「英語を話す」ことができるようになりたいなら、アウトプットする作業に時間を割くべきです。

実際に聞き流しやフレーズ集を1年ほどやってみて、その後、個別レッスンで英語をマンツーマンで話す機会があったとしても、私は英語を話すことができませんでした。知識だけが増えてそれを使えるという感覚がありませんでした。もしかしたら、私のやり方がよくなったのかもしれません。

レッスン中に難しい英語を話そうとすると、先生が「もっと簡単な英語でしゃべってごらん」と言われたことをきっかけに、色々と調べた結果『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』をしてみることに決めました。

『瞬間英作文』の使い方

ここでは、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』に書いている使い方について、簡単に説明していきたいと思います。

基本の考え方としては何度も繰り返し口に出して読むことで、英語を話す基礎を作り上げていきます。このことを、ここでは「サイクル回し」と呼んでいます。

1.第1サイクル

①日本文を見て英作文
└長く考えることは禁物。答えがでなくても1文あたり10秒程度で英作文を頭の中で作る。

②英文を見て答え合わせ
└簡単な文でも必ずやる。力のある人でもとっさに答えた英文で、時制や三単現の”s”など細かい間違いは起こりやすいため。

③英文を口に落ち着ける
└瞬間英作文で最も重要なトレーニング。英文を何回か繰り返し口に落ち着ける作業をする。まず何度か文構造や意味を理解しながら文を見ながら音読し、その後テキストから目を離して声に出す。何十回と繰り返す必要はありません。

④英作文の流し
└最後は10の日本文を連続して、1回ずつ英作文します。第1サイクルではすんなり行かなくてもかまいません。特に言いにくかった文や口に落ち着きにくい文を補強練習しておきましょう。

瞬間英作文パート1

 

2.第2サイクル以降

第2サイクル以降は同じステップです。

①英作文の流し
└第1サイクルでは最後だったステップを最初に行います。この段階ですらすら読めなくても構いません。

②英文を口に落ち着ける
└英文を見ながら数回音読し、馴染んだところで目を上げて暗証します。文の構造・意味を理解しながらするようにします。

 

このトレーニングに慣れてくると、5~6サイクル目に「英作文の流し」ができるようになります。ここで「サイクル回し」をぱたっと止めてしまうのは長期記憶を起こすのには不十分で、その後、長期記憶に留めるため4~5サイクル「英作文の流し」だけを何回かします。これを「成熟サイクル回し」と言います。

これのサイクル回しを3~5つのセグメントに分けます。例えば、Part1の始まりから5つのセグメントに分けるとすると「this/that」、「these/those」、「what is(are)~?」、「人称代名詞の主格」、そして「人称代名詞の所有格」のそれぞれ10つの文で合計50の文を1つのセグメントにします。

CDも付属していますが、「成熟サイクル回し」に使用することがもっとも効果的です。

以上が『瞬間英作文』の使い方です。瞬間英作文トレーニングの説明は分かりにくいところもあったのですが、簡単にまとめてみました。

実際にやってみた工夫ポイント

基本的には、上記の「『瞬間英作文』の使い方」で説明した通りで良いと思います。しかし、私は通勤時に往復1時間ほど電車に乗っていたので、この時間を活かしたいと考えました。

ポイント①:小さく口パクで電車の中で瞬間英作文をする。

さすがに、電車の中では声に出して英語を発音するわけにはいかないので、小さく口パクで練習していました。周りの乗客からは少し変に思われていたかもしれませんが、自分が気にするほど他の人は気にしていないと割り切っていました。

自宅に帰ってからや、休日家にいる時は声に出して発音することも同時にしていましたが、トータルの練習時間は電車でしたほうが確実に長いです。

ポイント②:発音を過度に気にしない。

瞬間英作文を初めたころは、リンキング(単語と単語をつながり、例えば”Why don’t you”というのを「ワイドントユー」ではなく「ワイドンチュー」いったりすること)を気にしすぎました。

その他、”She will be glad to see you again.”という文があった時”glad to”の部分を「グラットゥー」というのか「グラットゥー」というのかでも迷っていました。

付属のCDやネイティブに相談できる「Hello Talk」というアプリを使用して出した私の結論は、ゆっくり発音するときは「グラットゥー」で早く発音するときは「グラットゥー」になるということです。

しかし、途中で気づいたことは、この『瞬間英作文』は中学レベルの文法で話せるようになることです。なので、単語は正しい発音を意識したほうが良いのですが、リンキングなどの細かい発音ルールはいったん気にしない方がスムーズに進めることができます。

ポイント③:『関係代名詞・所有格 whose と of which』はやらない

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』のPart3中学3年レベルの12番目の項目です。ネイティブに聞いてみたり、個人レッスンの英語の先生に聞いてみましたが、文自体が不自然なものが多いようです。

この部分は捨てても良いと思うので、飛ばしてやるようにしていました。「2016年5月14日 第50刷発行」以降のものは分かりませんが、改訂版が出る以外はこの部分はやらなくて良いと思います。

『瞬間英作文』はシリーズ化されていて、私はこれ以外に『おかわり!スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』もしましたが、そこには特に文が不自然と思われる部分はありませんでした。

おそらくシリーズで一番最初に発売された『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』が改良されているのではないかと考えています。

ポイント④:何度もひたすらやる

『瞬間英作文』に書いてある使い方のとおりに一通りやったあと、「英作文の流し」だけをさらに最初から最後まで5周しました。

少しでも苦手だなと思ったところは、「英文を口に落ち着ける」作業を繰り返して、苦手なところをなくすようにしていました。

ポイント⑤:自分の日常生活の会話を頭で英作文してみる

これは自分自身に関わることを英文にするので、自分の考えを言うということの練習になりました。

仕事の合間だとか、通勤で歩いているときなどに「これって英語でなんて言うんだろう」ということを『瞬間英作文』をベースにして頭の中で作るようにしていました。

英会話の実践的な練習になったと思いますし、今でもふとした瞬間にこれをしています。

文字に書いたり、メモったりすることは特にありませんが、分からない単語や表現があった時はスマートフォンで調べるようにしていました。

例えば「飲みに行きたいけど、明日朝早いから帰るね。」という会話をした時に、英文を作ります。”Although I want to go for a drink, I go back home because I have to wake up early in the morning tomorrow”

そして、この文章に自身がなければ「Hello Talk」や「Hi Native」を使って、添削してもらいます。

実際に、この文はどこか違和感を感じたので「Hi Native」で投稿してみました。するとすぐに返事が返ってきました。

Hi Nativeの画面2

 

という感じで、文の修正をしてくれる人もいるので、このアプリはかなり重宝しています。

『瞬間英作文』シリーズ

『瞬間英作文』はいくつか種類があります。英会話初心者の方でも2~3冊ほど終えた頃には英会話の基礎力がかなりついていると思います。

一番最初にやるべきはこれ

そして、この一冊を終えた後は、自分の苦手とするところに注力すると良いでしょう。

基礎をしっかり固めたい人

実践的な英作文力を鍛えたい人

文型の操作性を高めたい人

英語の勉強方法

英語の勉強法が分からないということであれば、最初に『英語上達完全マップ』を読んで英語を勉強することで全体像を把握しても良いと思います。

ただし、すでにこういった英語勉強本を読んでいる方や、もう何年も英語の勉強をしている方、すでに『瞬間英作文』に取り掛かっている方など、英語の訓練をしている人であれば不要です。

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