日本好きは嘘じゃなかった、トルコが大の親日だという理由

日本好きは嘘じゃなかった、トルコが大の親日だという理由

日本人のトルコのイメージはヨーロッパとアジアの間にある国という認識が多いのではないでしょうか。サッカーのワールドカップの予選ではヨーロッパに含まれますが、地理上は一応アジアに属しているという国です。

トルコの人は親日家がとても多いのですが、トルコはなぜそれほど親日だと言われているのでしょうか。

トルコで有名な気球

トルコ共和国

まず、トルコについて簡単に紹介します。人口は約8,000万人、国土面積は日本の約2倍ほどの大きさです。公用語はトルコ語。首都はアンカラですが、最も大きい都市はイスタンブールです。世界遺産であるカッパドキアが有名で、気球で楽しむツアーに人気が集まっています。

宗教はイスラム教ですが、他のイスラム圏の国とは異なりそれほど厳格ではなく、お酒を飲む人も多いのが特徴です。イスラム教の女性はヒジャブという頭から覆いかぶさる服装を着ますが、トルコの女性は着ていない人も多くいます。

turkey

エルトゥールル号遭難事件と日露戦争

和歌山県ではほとんどの人が知っているとても有名な話です。1890年(明治23年)、オスマン帝国から親善訪日使節団656人が日本に派遣されました。

その後、トルコに帰国する際に、紀伊半島の沖合で台風により沈没するという事件がおきます。500名以上の人が亡くなるという大惨事でした。

しかし、それを知った現在の和歌山串本町の住民たちが必死の救助と介抱をしたことにより、69名の命が助かります。この出来事は、一時はトルコの教科書に載ることもあるほどトルコでは有名な話です。

それからしばらくして、満州・朝鮮の支配権をめぐり日露戦争(1904~1905年)が起こり日本が大国ロシアに勝利します。当時トルコは常にロシアの脅威にさらされていたため、トルコでもこの戦争は話題になり、日本がトルコに知れ渡りました。

イランから日本人を救出

1985年、イラン・イラク戦争が本格化します。イラクのサダム・フセイン大統領が、今から48時間後に「イラン上空を飛ぶすべての飛行機を撃ち落とす」と突然の宣言が出されます。

その時、イランには日本人215名が取り残されていたのです。つまり、48時間以内に日本人をイランから救出しなければ、何が起きるか分からないという状況におかれました。

日本は自国の航空会社に救助を要請するも危険を理由に救援機は飛びませんでした。そして、他国も自国民をイランから救助することに精一杯。

この絶対絶命の状態を救ってくれたのが、トルコでした。

トルコは日本大使館の要請を受けて、イランの首都テヘランまで救援機を送り込みます。イランにはトルコ人がいたにも関わらず、日本人を優先して救助しました。

日本人から感謝の言葉を述べられたトルコ人は「これはエルトゥールル号のお返しだよ」と伝えたという話も残っています。

これだけでは終わらないトルコと日本の関係

大きな2つの事件で命を懸けて助け合った日本とトルコ。さらに話が続きます。

1995年に起きた阪神淡路大震災を経験していた日本は、震災対策に力を入れていました。1999年、トルコ北西部大地震が発生します。日本は世界に先駆けて国際救急支援隊を派遣し、緊急物資の提供などを行います。

2011年、東日本大震災ではトルコからの救援だけではなく、多くの在日トルコ人ボランティアが支援活動を行ってくれています。

こういった、お互いに助け合う日本とトルコの関係はエルトゥールル号事件以降続いてきました。

最後に

こういった出来事から、トルコの人の感覚では「オスマン帝国の頃から日本を親友」「日本とトルコには絆がある」という認識が強いのです。そのため、トルコは親日家が多いということにつながっています。

しかし、残念なことにトルコ人はこれらの話をよく知っていますが、日本人はあまりこのことを知りません。日本とトルコの関係を歴史からひも解いていくと、日本とトルコの関係性が良く分かります。

ここからは私の経験談です。

マルタに英語を学びに行った時に、ハウスメイトに30代後半のトルコ人が2人いました。彼らもエルトゥールル号事件とイランから日本人を救出した話をしていたことをよく覚えています。

さらに驚いたことに、「20年くらい前に大きな地震があったよね」と、阪神淡路大震災のことも知っていたのです。私は神戸出身なので、彼らが20年以上経過したあの震災のことを覚えていることに驚きを隠せませんでしたし、感動すら覚えました。

多分、日本国内でもさえも、東日本大震災が起きてからは阪神淡路大震災のことが少し風化した感じが否めませんが、遠く離れたトルコに知っている人がいることに感謝しました。

やはり、トルコと日本の関係は絆があるように感じます。

今回紹介させていただいた出来事に関して、私は結構こういった話が好きなので、マルタに行く前から知っていたため、彼らと話をできて良かったと思いました。

長期的に海外に滞在するのであれば、こういったどこかの国で日本と関係のある出来事は事前に知っておいた方が良いと気付かされました。

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