訪日外国人数が年々増えていますが、テレビでも見るように外国人タレントも数多く活躍する時代にもなってきました。夢を持って日本へやって来て、庭師になった人、声優になった人、俳優になった人、アイドルになった人、それぞれ日本で夢を叶えた外国人も多くいます。
そのような外国人の中には、漫画家になる夢を持って学びにくる外国人もいます。日本人でも漫画家としてデビューするのはかなり難しいことだ友人は語っていましたが、実際に漫画家としてデビューしている外国人も少なからずいます。
今回、紹介するのはスウェーデンから来日して漫画家としてデビューを果たしたオーサ・イェークストロムさんとその漫画についてです。
オーサ・イェークストロムさんの略歴
1983年生まれのスウェーデン出身。小さい頃に見たアニメ「セーラームーン」を見て、日本のアニメや漫画に興味を持つようになりました。
高校を卒業して初めて来日してから、何度も日本に来ていることを「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」の中でも語っています。
スウェーデンでは専門学校でグラフィック・デザインを学んだ後、漫画家・イラストレーターとして仕事をしていました。その頃に、スウェーデンのデザインスクールに通う学生を描いた「さよならセプテンバー」という作品も発表していて、2015年には日本でも発売されています。
2011年、7度目の来日で日本に移り住み日本語学校に通い始めます。日本でもグラフィック・デザインの専門学校に通いました。
2014年、日本の生活を四コマ漫画で掲載するようになります。同年、コミティア(マンガマーケット)に出展し、それをきっかけに「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」で漫画家デビューを果たしています。
「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」が面白い
スウェーデン人のオーサさんが描くのは4コマ漫画で、欧米人の目線から見た欧米と日本の違いを素直な表現で描いています。日本人から見ると普通なことでも、オーサさんの目線からみると不思議に感じるところが、日本人の我々にとってもとても新鮮に感じられて面白いです。
そして漫画家として、色んなところに取材にいって日本で感じたことや欧米、特にスウェーデンと日本の違いについて触れています。外国人と日本人が住むシェアハウスに住んでいるようで、そこに一緒に住んでいるシェアメイトとの日ごろの生活も描いています。
しかし、オーサさんの日本の友達や知人の影響かと思いますが、たまに「これは日本人の説明は間違っているな」とか「変な誤解をしているな」と思うところもあります。たぶん、こういうことは日本に数年住んでいる外国人では誰でも起こりえることだなとも感じました。
日本に5年以上住んでいるので日本語もかなり上手ですが、漫画で出てくる日本語はたまに違和感があるところもあります。出版社を通し、担当者がついて漫画を出版しているので、校閲はされていると思いますが、あえてオーサさんが書いた文章をそのまま記載しているように感じます。そこがまた、欧米の言い回しのような感じで新鮮さがあります。
『日本に住む外国人』がどのような視点を持っているかとても参考になるし、漫画としても面白い部類だと思います。私は初めて書店で本が売られているのを見て、これは何だと思って手に取ってみたのですが、それが面白くて、今のところ全巻購入してます。
お花見=桜だと思ったのですが、いっぱいありますね!
詳しくはブログで書いてあります:https://t.co/4IuWJ7ucGa pic.twitter.com/Ft6eN5XH8A
— オーサ イェークストロム@『北欧女子4』2/22発売 (@hokuoujoshi) 2018年4月20日
去年、足利フラワーパークでやっと藤の花のお花見を体験できて素敵でした〜!(*❤︎o❤︎*)
バー以外でのナンパが相変わらず苦手ですけどね。詳しくはブログで書いてあります:https://t.co/dNE6xyQlY9 pic.twitter.com/G4KSXUcPf2
— オーサ イェークストロム@『北欧女子4』2/22発売 (@hokuoujoshi) 2018年4月23日
オーサ・イェークストロムさんの書籍一覧
まとめ
基本的にとても日本を尊敬してくれるようなストーリー展開となっていますので、日本人としてはとても嬉しい作品となっています。日本に対してのネガティブな要素もありますが、オーサさんの謙虚でポジティブな姿勢がそういった要素を面白くしています。
本当は具体的にどういったストーリーがあるか紹介してみたいとも思いましたが、特に取材や許可を得れているわけではないので、オーサさんの漫画を購入したり、ブログを見てみてください。
“Wow!!Japan”という外国人向けのサイトでは、オーサさんの4コマ漫画は英語バーションでも見ることができます。日本を訪れる人のために、事前に日本がどういう国か知ってもらうために掲載されているようです。そこではオリジナルのストーリーもあるので、英語を読める方はぜひ見てみてください。
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