海外へ行くときの安全対策とは!?必ず注意すべき7つの基本事項

海外へ行くときの安全対策とは!?必ず注意すべき7つの基本事項

世界へ行く日本人観光者は年々増えていますが、安全や安心を考えて旅行したいと希望する人も多いのではないでしょうか。

旅行で行くことはもちろんですが、仕事や留学で海外にいくのであればより一層治安というものには敏感になります。

ご安心ください、海外をバックパックした経験から言うと、お金関係に関する小さなトラブルはありましたが、傷害(殺人・暴力など)に関するトラブルはそれほど多い印象はありません。

しかし、どこの国に行くにしても日本より安全な国はありません

日本の治安が良いという面もありますが、最も大きな理由は私たちが日本の生活に慣れているということです。

そのため、日本の基準で物事を考えると、多かれ少なかれ痛い目にあう可能性があります。

そこで、海外に行くときに必ず気を付けておきたい安全対策をまとめています。

caution

渡航先の情報を十分に知る

何よりも大切なのは情報です。

自分自身を守るために調べるべきなのは渡航先の「治安状況」「犯罪の傾向と手口」「法律」「習慣」です。

これらの情報を事前に調べておくことで、事件や事故を前もって防いだり、事前対策をしたりすることが可能です。

渡航先の情報をネットや本で調べていれば、防犯対策や安全対策を記載していることも多いと思います。

さらにこれと加えて、外務省の「たびレジ」に登録しておくことをオススメします。

「たびレジ」では渡航先の最新の安全情報をメール配信してくれるサービスがあるので、現地にいて「さあ、楽しむぞ!」と安全意識が下がった時にも最新情報を配信してくれます。

▶外務省 海外安全情報配信サービス「たびレジ」はこちら

危険な場所に行かない

海外に行くと、自分の身は自分で守らなければいけません。

安全と言われている国でも強盗犯罪・窃盗などが多発している場所や地域があります。こういった場所には極力近づかないこと、そして、夜間には外出しないことを徹底しましょう。

海外の警察は日本の警察にくらべて冷たいです。ちょっとした事件くらいであれば、何も対応してくれない、もしくは何もできないことも大いにあります。

治安面では安全と言われているポーランドでスマートフォンを紛失した時、相談したポーランド人から「警察に届け出た方が良い」とアドバイスを受けました。

しかし、色んな所をたらい回しにされたあげく「警察では対応できない」と断られたことがあります。

危険な場所で危険な目にあった時、この警官がどう対応してくれるかと考えるとあまり期待が持てなかった苦い思い出があります。

海外では「自分の身は自分で守るしかない」という心構えを持つことが大前提です。

多額の現金や貴重品を持ち歩かない

海外では日本人は「裕福で多額の現金や貴重品を持っている」というイメージです。

そのため、窃盗や詐欺などの財産目的の犯罪のターゲットとなるケースが多くあります。

最近では犯罪集団も学習していて、衣服の内側に現金や貴重品を隠していても強引に奪う手口もあります

外出する際に貴重品はホテルのセーフティーボックスに預け、買い物はクレジットカードなどを使うようにして現金は最小限に持つこと。

そして、最小限に持った現金は分散して持ち歩くことを心掛けてください。

パスポートの携行が必要な国いった場合も、パスポートのコピーを持ち歩くようにしましょう。

ちなみに、クレジットカードに関して、私は有効期限切れのカードも持ち歩いていました。

クレジットカードを奪われる状況になった時、状況によってそれを差し出すことを考えていました。

見知らぬ人を信用しない

睡眠薬強盗、いかさま賭博、偽ガイドなど海外では日本で考えられないような犯罪手口が多くあります。

旅先で知り合った人が優しくしてくれたことで、ちょっと気を緩くしたために事件に巻き込まれる旅行者は後を絶ちません。

旅行先で現地の人と知り合いになることは旅の醍醐味ですが、それに付け込んでくる悪い人もいます。

少しでも怪しいと思ったら「ノー」と言ってその場を立ち去りましょう。

その人に家にいったり、すすめられたものを食べたり飲んだりすることは事件に巻き込まれる可能性があります。

こんな手口にやられました・・・

私はバックパックを始めたばかりのころ、有名な公園の近くで障がい者と名乗る男性に署名してほしいと言われました。

障がい者の支援活動をしているようで、この男性自身も耳の聞こえない人でしたが、とてもフレンドリーです。

署名欄を見ると何人か書いていたので、「署名だけなら」と名前を書きました。

その後、少しで良いので募金をして欲しいと「少しだけなら」と財布を開けた瞬間、お札をすべて取られました。

何度も返せと言っても、笑顔で「Thank you」と言って、そして耳が聞こえないというジェスチャーのみです。

これ以上、何か大きなことに巻き込まれるのは嫌だったので諦めるしかありませんでした。

心理学でいうところの徐々に要求を高める「フットインザドア」というテクニックを利用され、巧みにお金を騙し取られました。

海外では人から助けられる経験もありますが、だまそうとしてくる人間も多くいます。

海外を旅していて思ったことは「話しかけてくるヤツにロクな人間はいない」こと、反対に「こちらが話しける人は親切な人」ということです。

万一、犯罪にあったら抵抗しない

海外では犯罪者の多くは凶器を持っています。また、一見、単独犯のように見えても実は周りに仲間がいる場合が多いです。

特に強盗に合った時は、犯人の要求に応じないと凶器を使われる恐れがあります。

命の安全を最優先に考え、犯人の要求に応じる姿勢を見せることが大事です。

後で警察に被害届を出すために、犯行状況をできる限り多くのことを記憶しておくことが大事です。

しかし、犯罪者の顔を覚えようと犯罪者の顔をじっと見たり写真に撮ったりする行為は相手を刺激する可能性があるため、止めましょう。

買い物をする店は信用できるところを

海外で買い物をした時に、たとえ品物が粗末だったり、注文したものと違ったりしても補償を求めることはできないと考えてよいでしょう。

こういった事情を利用して、外国人観光客にモノを売りつける悪質な店もあります。

そのため、信用できる店を選び、品物を良く確認するようにしてください。

クレジットカードを使う場合は、暗証番号を盗み見られないようにし、スキミングでのカード情報流出による被害防止を常に意識するようにします。

サインをする場合は金額、そして通貨が記入されているかしっかり確認するようにしましょう。

ホテルなどの滞在先でも安心しない

ホテルの部屋に関しても自分の家のように考えることは危険です。

ホテルのロビーでは置き引きが、エレベーターや部屋の中では強盗に被害にあうこともあります。

特に格安ホテルでは、セキュリティも不十分なため同じ宿泊施設に泊まっている人が窃盗するという事件も多くあります。

部屋にいる時は防犯チェーンをかけ、ノックされても不用意に開けずに相手を確認するようにしてください。

たとえ相手が従業員のように見えても注意し、防犯対策を心掛けるようにしましょう。

まとめ

海外に行った際に守るべき7つの項目をまとめました。

私も少ないながら被害を受けましたし、同じような経験をした人たちも多くいます。

海外に行った場合は日本以上に安全意識を高める必要がありますが、最初の項目で上げたように何よりも『情報』は重要です。

英語ができるのであれば、海外のサイトも見てみることも一つですし、外国の友達にその国の治安や気を付けるべきことを聞くことも一つです。

タイのバンコクに行く前にトゥクトゥクが王宮周辺で「半ズボンでは王宮に入れないから違う場所を案内してあげる」と観光客に近寄りぼったくりをしているという情報を得ました。

実際に、まったく同じ状況になりましたが、この情報を知っていたおかげで被害にあうことはありませんでした。

王宮の入り口には、無料で半ズボンのうえに着ることができるズボンを借りられるので、それを利用して無事王宮の中に入れました。

海外に行くときはまず、上記7つの基本事項を参考にして、その国の危険情報を集めてみるところから始めてみてください。