ポーランド、ワルシャワショパンから飛行機で2ヶ国目、エストニアの首都タリンに到着しました。ポーランド航空(LOT)で2時間弱のフライト。5月後半で寒さを予想していましたが、結構暑いです。日中は半袖で過ごすことができるというか、半袖でないと暑いです。夜はユニクロのフリースが役立っています。
旅の順序として、通常であれば、ポーランドからバルト三国を旅する順序としてはリトアニア、ラトビア、エストニアという順番だと思いますが、6月のひと月はエストニアの首都タリンから南に下って、できるだけ多くの国を回ろうと考えているので、飛行機で一気にエストニアまで来ました。
ワルシャワ(ポーランド)のゲストハウスで同じ部屋だったオーストラリア在住のコロンビア人はバルト三国を経由してロシアに行き、ワールドカップを見にいくそうです。このゲストハウスの同部屋には若いドイツ人も同じ部屋に宿泊していて、3人で結構仲良く色んなところにいったので、時間があればこれについての記事を書きたいと思います。
今回は、宿泊もしているエストニアのタリン旧市街について、記事を書いていきます。
タリン旧市街 これだけは気をつけよう
今回もゲストハウスに宿泊をしているのですが、タリン旧市街にあるゲストハウスに宿泊しています。なので、3日間過ごした治安、感想、美味しかったレストランなどについて、紹介したいと思います。
タリン旧市街の概要
タリン旧市街は中世ヨーロッパの街並みが残る美しい街並みです。1997年に「タリン歴史地区」としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。そのためか、世界中からの観光客がとても多く、色んな言語が飛び交っています。
アジア系だとインド人が多い印象ですし、インド料理の店もいくつかあります。中国人観光客は団体で行動しているのをよく見かけます。日本人については何組か見た程度です。
タリン旧市街を「おとぎ話みたいな街並み」「絵本から抜け出したような美しい街」などとよく表現されていますが、個人的には陳腐な表現で申し訳ありませんが、ドラゴンクエストの世界に紛れ込んだ気分だと率直な意見として感じました。
基本的に道の中央は石畳で、道の端は舗装されていますが、キャリーケースで行くには不向きです。タリン旧市街の入り口から進めば進むほど、坂が急になっているので、女性であればヒールも避けた方が無難です。
タリン旧市街観光に必要な日数
基本的に旧市街は1日あれば十分に観光することができます。タリン市内を観光する場合でも2~3日程度あれば観光するには十分な日程です。
治安
昼間のタリン旧市街は観光客も多く、ここで変なことしてトラブルを起こそうと思う輩はみかけません。ヨーロッパの主要都市でよく見かける物乞いも見かけないので、それほど心配せずに観光することができます。
注意すべきは夜間です。夜間と言っても5月後半でも10時くらいまではかなり明るいので、11時以降にほとんどのレストランが閉まってからと考えてください。基本的には傷害や殺人などの事件は少ないようですが、窃盗など金銭系のトラブルは少なからずあるようです。
実際、宿泊しているゲストハウスが禁煙なので、夜中2時に外でタバコを吸っている時に「空腹なので、食べ物を買うためにお金をくれないか?」と若い男に声をかけられました。「手元にお金はなくて、貴重品はゲストハウスにある」というと簡単にあきらめてくれましたが、こういった外国人相手にお金を目的に声をかけてくる奴らがいます。
もっと強引にお金を要求してくる輩もいるかもしれません。夜間は、酔っ払って大声で叫んでいる人も見かけますし、何かよく分からないことを一人でぶつぶつ言っている浮浪者もうろついているので、夜間に関しては治安が良いとは言えません。
ナイトスポットに行きたい場合は、十分に注意して、一人での行動を避けた方が良いでしょう。
ガイドブック
「地球の歩き方 バルトの国々 エストニア ラトヴィア リトアニア」(ガイドブック)を持って散策している日本人の方もいらっしゃったので、そういった本があれば重宝すると思います。ゲストハウスで一緒だったアメリカ人は世界中の人が愛用するロンリープラネットを持参していました。
私の場合はゲストハウスで配っていたガイドマップを持ってどこに行こうかと決めていました。個人的には英語が読めれば、荷物もかさばらずに済むので、ホテルやゲストハウスで配っているもので十分だと思います。
タリン旧市街のインフォメーションセンターでも、世界各国の無料のガイドマップを配っていますが、私が行ったときは日本語のガイドマップはありませんでした。すでに無くなってしまっていて、発注しても来週まで待たないといけないそうです。
これは私の推察ですが、そもそも日本語ガイドマップがあるという情報が少ないうえ、日本人がそのインフォメーションセンターへ行くことが少ないため、発注をそれほどしていないのではないかと思います。
ガイドマップが欲しい方は、もらえる可能性はあまり高くはないかもしれませんが、タリン旧市街の中心地のラエコヤ広場からも近いので、インフォメーションセンターを訪れてみてください。
トイレ
旧市街の外れに見かけたこともあるのですが、日本のような公衆トイレは旧市街にはほとんどありません。タリンの旧市街にはレストランやバー、カフェなどがあるので、それらのトイレを使用するようにしましょう。
また、観光で訪れた人はホテルが近い場合がほとんどだと思うので、トイレに行きたいくなった場合はいったんホテルやホステルに戻るという選択が一番良いと思います。
あと、公園やデパート、バスターミナルなどタリン市内で公衆トイレを使用する際は有料です。場所によっても値段が変わりますが、0.2~0.3ユーロほど必要です。20セント、10セント硬貨を持ち歩くようにしておいた方が良いでしょう。
両替機も近くにある場合がほとんどで、1ユーロ、2ユーロ硬貨は両替できます。ただ、紙幣による両替ができるところを見たことがないので、外出するときにはある程度の硬貨を持ち歩くほうが無難です。
(写真:トイレの前のコインを入れる機会)
(写真:トイレの近くにある両替機)
タリン旧市街オススメのレストラン
タリン旧市街には色んなレストランやバーがありますが、その中でも個人的に超オススメしたいのが、「Kompressor」(コンプレッサー)というパンケーキ専門のレストランです。
エストニアでパンケーキはカフェの定番メニューなのだそうですが、ゲストハウスの人かオススメされて「パンケーキ」と聞いたときはデザートか・・・正直、思いました。
しかし、実際に行ってみると食事として食べることができることに驚きました。私が食べたのはベーコンとチーズのパンケーキで、5ユーロでした。これがかなり美味い!サワークリームも一緒についてくるので、パンケーキをそれにつけて食べると相性バツグンです。
タリン旧市街は観光地のため、基本的には物価が高めですが、「Kompressor」(コンプレッサー)は格安です。ビールも3ユーロだったので、二つ合わせて8ユーロとかなりお手頃でした。パンケーキは種類も多くほとんどが5ユーロ前後で注文できます。もちろん、デザート系のパンケーキもあります。
ちなみに、ボリュームはかなり多いので、非常にお腹が減ってる状態だった私でも一つが限界です。女性の方であれば、半分くらいのボリュームでも良いかもしれません。友達同士やカップルであれば、二人で一つでも十分なボリュームです。
注文の仕方は、少し変わっていて、席についてからオーダーするのではなく、店の中央にカウンターがあるので、そこで注文も支払いも済ませます。そのため、オーダーをする前に先に席を取っておいた方が良いと思います。
タリンにいた3日間、最初に食べた食事でしたが、最後にもう一度食べたいと思い、最終日にも食べに行きました。それくらい美味しかったです。
(写真:ベーコンとチーズのパンケーキ)
場所はラエコヤ広場から北東の坂を上っていったところにコンビニみたいなところがあるので、そこを左に曲がるとすぐに「Kompressor」(コンプレッサー)があります。入り口はビルの中にあるため、少しわかりにくいかもしれません。
タリン旧市街の観光スポットの写真
バス・トラムが移動に便利「スマートカード」を使おう
タリン旧市街以外の観光に行くとすれば、バスやトラム(日本でいうと路面電車、関西でいうところのちんちん電車)を利用することになります。
そこで、「スマートカード」というものを購入しておくとかなり便利です。空港やバスターミナル、街中にも「R-kiosk」というコンビニのようなところがあるので、そこで購入することができます。
カードの購入に際しては2ユーロ必要ですが、カードを返却すれば2ユーロ戻ってきます。私も実際に空港の「R-kiosk」で購入して、リガに行くために立ち寄ったバスターミナルのインフォメーションで返却しました。
スマートカードを使うためには、カードを購入した2ユーロ以外に日数によって別途費用が必要です。大抵の場合は、3日か5日で十分かと思います。
1day | 3ユーロ |
3day | 5ユーロ |
5day | 6ユーロ |
30day | 23ユーロ |
これはトラムのカードを読み取る機械です。これにスマートカードを押し当てると「ピッ」という音がするので、それで支払い終了です。トラムの場合、下車するときは何もする必要ありません。バスの場合は、日本と同じように降りる前にボタンを押して運転手へ次のバス停で降りることを知らせます。
(写真:トラムのカード支払い読み取り機)
最後に
意外とビックリしたとのは、レストランやショップの店員さんの態度が少し怖いなと感じたことです。人にもよりますが、基本は無表情で、淡々と仕事をしている感じです。
ポーランドにいたときは、もっと気さくな感じがしましたが、エストニアの人は意外と冷たい印象があります。まあ、日本のような細かなサービスはもちろん期待していませんが、同じヨーロッパの人でも、やはり大きく違いがあるんだなと感じます。
時期については、私がタリン旧市街に行った5月末はちょうど旧市街のお祭りの時期だったので、思いがけずに色んなものを楽しむ機会がありました。中央の広場では大きなステージが設けられ、大きなスクリーンを背景に生演奏とダンスを鑑賞することができました。
レストランについて、後で色々調べると「Kompressor」(コンプレッサー)については、色んな人がネットでも情報を公開しているみたいですね。私は、基本的にゲストハウスのスタッフや地元の人に聞いて、レストランを回るようにしています。なので、ネットでも地元でも評価の高い「Kompressor」(コンプレッサー)は本当にオススメです。
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