英語は不要!?リトアニアの宿で、ベラルーシの女の子と筆談で会話。

英語は不要!?リトアニアの宿で、ベラルーシの女の子と筆談で会話。

東欧のバックパックの旅を通じて、英語を勉強してきて良かったなと思うこともあれば、まだまだ自分の英語力を磨かなければいけないなと感じさせられることが良くあります。

しかし!今回の記事で書くことは、英語が全く通じない人と会話を楽しむこと。絵を描いてコミュニケーションした体験をしたことを記載したいと思います。

ヨーロッパ旅行記

ベラルーシの女の子と出会ったホステル

最近では、宿泊先選びはBooking.com一本になってしまいました。ホステル生活に慣れてきたのと、色んな人と話せるのは楽しいからです。しかし、やはり疲れてきたらAirbnbで一人でゆっくりしたいなと思うこともあります。

本題に入り、リトアニア、ビリニュスのホステルで”B&B&B&B&B“というホステルに宿泊しました。毎週金曜日は泊まる施設の下にある普段は静かなスペースがクラブとなります。良い評価で値段が安かったので、それだけを見て適当に予約したら、宿泊初日の金曜日はまさにパーティーデイ。

部屋は上の階にあり、寝る時に音は聞こえてこないのですが、音の振動はビシビシ伝わってきます。

大きい音を聞いた時に「ドーン、ドーン」と身体を突き抜けるような振動がしますが、それの大きな音がない感じです。

受付の人も「今日はクラブでうるさいから耳栓を貸してます」と言っていました。しかし、私の部屋は一番奥だったので、耳栓もいらず普通に寝ることができました。

私はそこまでクラブやパーティーが好きではありませんが、そういうのが好きな人であればオススメのホステルです。ちなみに金曜日以外は静かなので、クラブ以外を除けば綺麗なホステルでした。

スタッフの人も気さくだったし、受付のお姉さんも綺麗な方でした。

1日のみの宿泊予定でしたが、ラトビア人たちと色んなところに行き疲れていたので、もう一泊したい思いました。東欧の旅では時々こういった感じで、疲れた時には一日ゆっくりする日を設けています。

そして、受付のお姉さんにもう一泊したいと言うと「部屋は変わるけど、大丈夫よ」と親切に対応してくれ、結局このホステルでは2泊しました。

(写真:ホステル”B&B&B&B&B“の受付のお姉さん)

B&B&B&B&Bの受付のお姉さん

ベラルーシの女の子との出会い

2日目の朝、共用のリビングで食事をしていたら、一人の女の子が声をかけてきました。しかし、英語が話せないらしく何を言っているのか分かりません。

ジェスチャーでスマホを指し、写真をとるようなポーズをしていたので写真を撮って欲しいんだなと思ったので、「OK」と答えると、スマホを手に取り彼女の写真を2、3枚とりました。

これまで、ラトビア人がロシア語をいくつか教えてくれていたので、彼女がロシア語で「ありがとう!」(スパシーバ)と言ったのは分かりました。

と、こんな感じで出会いました。

そう、彼女は英語がまったくできません。しかし、ロシア語は話せるようです。そして、私はロシア語はわずかばかりラトビア人から学んだ言葉くらいしか分かりませんでした。

その後、A4サイズの百均で買った50枚の落書き帳とペンを持っていたので、絵や図、簡単な文字や言葉で少しばかりやりとりをしました。彼女はベラルーシから旅に来ているようです。

買い物に行きたかったのと、次に乗るバスの手配や宿泊先の確保、旅の予定を決めたかったので「ありがとう、ばいばい」(ロシア語:スパシーバ、パカパカ)と言ってこの時は分かれました。

ビールを飲もうとお誘いを受ける

買い物に行った後、ホステルの部屋を移動しなければいけなかったので、次の部屋に移動し、パソコンで色々と情報を集めたり、バスや宿泊先の予約をしたりしていました。

気付けばもう5時くらいです。

ベラルーシの女の子が部屋に入ってきたのが見えたので、どうやら同室のようです。

ホステルとは?
知らない方のためホステルについて簡単に説明します。ホステルは一部屋を4~12人くらいで使用します。ベッドは2段式のところが大半で、基本的に男女共用、トイレ・シャワーも共用。女性専用の部屋を用意しているところもあります。

“Hi”と呼びかけると、向こうも返事をしてくれました。そして、こっちに来て、紙とペンを貸してくれと言うジェスチャーをしていたので、貸しました。

そして、紙に「シャワーの絵」と、「ビール」と「17時」を示した絵があり、今は16:45なので、要するに「シャワーを浴びるから17時にビールを飲もう」ということらしいのです。そして、OKと言って不思議な感じでビールを飲むことになりました。

(写真:筆談で会話したベラルーシの女の子)

筆談で会話したベラルーシの女の子

筆談、英語、少しのロシア語で会話

彼女がビールとお菓子を用意してくれていて、私たちは朝食で出会った共用リビングで飲み始めました。

再度言いますが、彼女は英語をまったく話せず、私もロシア語はほとんど分かりません。ラトビア人たちから教わったロシア語をいくつかスマホのメモ帳に書いて覚えていたので、それくらいです。

筆談、英語、少しの英語を武器にこの戦いは始まりました。

もちろん、グーグル翻訳も使いましたが、機能しないことが多かったので、絵を書いて説明することがほとんどでした。ロシア語から日本語だと変な翻訳がいっぱいですね。

(写真:グーグル翻訳 日本語←→ロシア語)

google翻訳-日本語~ロシア語

 

なので、落書き帳に絵を描きながら、自分について説明してきます。今、東欧を旅していること。これまで、ポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、そしてこれからまたポーランドに向かうことなど色々説明しました。

一方、彼女がこの度の目的に来たのは失恋旅行のような感じだそうです。

彼氏がポーランドのザコパナというところへ登山へ出かけ、彼女は一人置いていかれ、彼氏と別れたようです。もちろん、それまでにも色んな経緯があったと思いますが、それを聞くためのコミュニケーションのハードルはあまりにも高い。

そして、この旅に来て、今まであまり人と話さなかったので、色々と会話できて嬉しいというようなことを絵に描いて説明してくれました。

彼女は私との会話中、何度か弟と電話していたのですが、猫2匹を買っていて、一匹が逃げてしまったようで、妊娠しているかもしれないと、心配そうな様子でした。

他にも色んな会話をしました。100%理解しあえているわけではありませんが、そこそこ分かり合えています。

こうやって書いていると簡単なように見えますが、一つのことを理解するまでに30分くらいかかることもありました。しかし、お互いこのコミュニケーションを楽しんでいます。

受付のお姉さんがこのやり取りを聞いていたらしく、「あなたたちの会話はとても興味深いわ!とても素敵!」と言ってくれました。彼女は英語もロシア語も分かるので、私が簡単なロシア語を話していたことも分かったそうです。

こうやって絵で描いて、説明してましたと伝えると、そのやり取りした紙を写真で撮らせてくれないかということだったので、どうぞと言って彼女は写真を何枚か撮っていました。

(写真:実際のやり取りした落書き帳。実際はこの他に2ページあります。)

やり取りした落書き帳

その後、彼女のおじさんをホテルへ案内

そして、ホステルの下にはレストランもあって、そこでビールを飲んだり、写真を撮ったりしながら良い感じになってきました。

「この後、どうする?」的なことを彼女が聞いてきたので、特に予定がないことを伝えました。

さすがに少しドキドキしました。。これが、日本だったら、、、「じゃあ、行こうか」みたいな条件がそれっているのですが、彼女が言いたかったのはそういうことではありません。

親戚のおじさんが近くの駅に来ているので、ここはうるさいから別のホテルを予約してあるから案内したい。だから、ボディーガードと通訳として来てほしいということでした。実際、特に予定もなかったので、ついていき、案内することにしました。

彼女とおじさんが話している内容は、もちろんまったく理解できません。そして、おじさんに話しかけれても何を話しているのか分からず、ここは少し苦労しました。

無事、チェックインを終えて、送り届けることができました。

(写真:彼女の親戚のおじさん)

ベラルーシの女の子のおじさん

最後に

こういった出会いがあるということは本当に楽しいなという思いです。彼女とはその後もインスタグラムのDMでやり取りをしています。ちなみに、インスタの場合はすべて英語でやり取りしています。なので、時々、彼女がくれるメールの内容を理解できないこともあります。

ホテルの受付のお姉さんから彼女宛へ連絡があったようで、”B&B&B&B&B“に私たちがやりとした紙(お姉さんが撮った写真)をホームページに掲載したいということでした。

「あなたは問題ない?」と聞かれたので、特に問題ないと返事をしましたので、今後、このホステルのWEBページのどこかに掲載されるかもしれません。まあ、これも良い思い出です。

あと、英語を勉強してきて、英語を話せるようになり異国の地で、他の国の人とコミュニケーションをとるのはやはり楽しいです。しかし、一方で、まったく言葉が理解できない者同士がこういったコミュニケーションをするのも、楽しかったです。

「旅はあなたを変える」とベラルーシの彼女から言われましたが、そうかもしれません。言葉でコミュニケーションがとれない人でも、絵を描いて、少しの文字でコミュニケーションを取れるスキルをほんの少し身につけたように思います。

今までの自分と違う自分へ。

次の旅ではどんな出会いが待っているのか楽しみです。

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