最も大切な英語の勉強方法 ~習慣化~
この項目は英語学習の初心者向けだと考えください。英語の勉強を開始する前にしなければいけないことを記載しています。中級以上の方は読み飛ばしいただいてもかまいません。私自身が英語を学習していくうえで、最初にすべき重要なことや英語学習の流れを記載しています。
多種多様な英語学習
巷には様々な参考書、英会話教材、英会話教室などがありますし、英語学習法や英語学習理論みたいなものがいっぱいあります。どれが自分にとって最善の方法なのか、英語学習者のほとんどの人が考えるところだと思います。しかし、書店や色んなWebサイトを見たときに情報がありすぎてよく分からない、、、なんてことは良くあることです。
これは裏を返せば、「全員が共通してこれをしていれば良い」という教材や方法がないということなのです。同じようなことはダイエットなどにも言えることですね。ダイエットもいろんな方法がありますが、全員が同じようにやって同じような結果になることがないのと同じです。
ただ、英語学習にせよ、ダイエットにせよ同じことが言えるのですが、それをするための時間とモチベーションが必要となります。
どうやって英語を勉強すべきか?
英語を学ぶ理由は人によって様々です。大学受験のために勉強している人もいれば、資格試験に合格する、または一定以上の点数を取るようにする人もいるでしょう。そういう人は英語を勉強する軸はすでに定まっています。大学へ入試のための英語勉強や、TOEICなどの英語試験のための勉強ですね。
では、英会話などを趣味でする人はどうすれば良いかでしょうか?現在、日本ではTOEICが主流な英語の日程試験なので、基本はこれベースで良いでしょう。TOEICの学習にも英単語、英文法、リスニング力、読解力が必要になるのでインプットという面では英語全体をカバーしています。
英会話、スピーキング、ライティングなど、アウトプットの学習はインプットの学習を半年以上経過してからすべきだと個人的には思います。冷蔵庫の中に材料がなければ料理ができないように、英単語や英文法のインプットがなければアウトプットするべきものがないからです。
一冊の教材を何度もする
どうやって英語の学習をするかが決まったら、次は教材です。まずはじめに手を付けるべきは英単語だと思います。そして、大学受験で英語の勉強をしていなかったり、英語学習から時間がかなりたっていて自身がなければ、英文法もしておいた方が良いと思います。
インプットをしていくうえで重要なことは、何度も繰り返しすること。1冊で良いので、それを少なくとも3回以上は読むようにしましょう。同時に英文法の教材もあっても良いですが、英単語は一冊で十分です。
私の場合は、一冊につき5回以上読むことを心がけています。30歳から英語の勉強をやり直しましたが、半年くらいをかけて初めは一冊を終えました。それ以降、単語に関しては他の教材を使っていません。分からない単語が出てきたらメモをして覚えることにしています。
オススメは「単語⇒例文」の構成になっているもので、音声が付いているものです。読むことだけをベースにしてしまうと、リスニングの時に聞き取れないので、スマホやICレコーダーで何度も聞いていました。
英単語の教材
自分が分かりやすければどのような英単語集でも良いのですが、みんなが使うようなベーシックなもので良いと思います。売れ筋の本でも良いですし、書店に行ってみて自分が使いやすそうな本を探してみてください。
アルクから出版されている「キクタン」はオススメです。この英単語集はシリーズ化されていてTOEIC対策や、英検対策、構文・文法編など「キクタン」の中でも種類がありますが、どれが良いか迷ったら、ますは”改訂版キクタンBasic4000 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)”がよいと思います。
英文法の教材
英単語と同じようにどようなものでも構いませんが、まずは簡単なものが良いと思います。中級以上になれば、少し難しめの本も効果的な英語学習につながると思います。
アマゾンでもベストセラーになっている英文法の本です。会話に基づいた英文法を説明しているため、英会話やリスニング、スピーキングのベースとなるための文法を理解することができます。
中学レベルの文法が解説されればこの”一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)”はとてもオススメです。
「English Grammar in Use」は世界的に有名な英文法の本です。解説なども全て英語で記載されていますので、ハードルは少し上がります。自学自習用のために作られていますので、ある程度英語のレベルがあれば、これはかなり使い勝手が良い本です。海外の語学学校でもよく見かけられます。
これもイギリス英語版やアメリカ英語版、様々なシリーズがでていますが、一番ベースとなる青の表紙が特徴的なケンブリッジの中級版がベストだと思います。
英語学習の習慣化
どんな本を購入するかより、もっとも大事なことが「英語学習の習慣化」です。何かを始めるためには、それをするための時間を作らなくてはなりません。ダイエットも筋力トレーニングもそうだと思いますが、習慣化することが続けていくための大事な要素です。
習慣化できるか、できないかで英語学習を継続できるかどうかのカギとなります。もう一度言いますが、「英語学習の習慣化」こそがもっとも取り組むべきところで、これができれば英語上達のための第一歩を踏むことができます。
週に何回かではなく、毎日どれくらいするか
社会人になれば、時間はおのずと限られてきますし、学生であっても他の勉強との折り合いをつけなかったりすることがあると思います。毎週土、日に2時間やることより毎日30分やる方が継続できると私は考えています。
【毎週決まった日程で勉強する】
英語から離れる時間があるため、次にする時には「よし、やるぞ」という気持ちにならないと進みません。最初は良いのですが、何度かしているうちにこれが結構面倒になってきます。
【毎日30分勉強する】
私の場合、通勤中の電車の中が勉強の時間でした。片道でも電車に乗っている時間は30分です。もちろん、ニュースをスマホで見たり、会社の同僚と帰るときは本を読まなかったりしたことはありますが、基本は電車で毎日英語に関する本を読んでいました。長ければ1時間程度、短くても30分程度は毎日電車の中で学習時間がとれます。
「毎日30分勉強する」英語の勉強方法
私の場合は電車でしたが、家に帰ってからすぐの30分、寝る前の30分、起きてから家を出るまでの30分などでも、もちろん良いと思います。
「毎日30分勉強する」は英語学習のためのベースの時間だと考えていただければよいと思います。これをベースにやりたい時は家に帰ってからもう少ししていましたし、休日の日にはもう少し長くとったりしていました。
逆にやりたくないと思ったときは、次の「英語を勉強するためのモチベーション」でお伝えします。
英語を勉強するためのモチベーション
英語を学習していると今日はサボろうかなと、思う日もありますが、モチベーションを保つためには英語に触れて楽しむことをしていました。私がよくやっていたのは二つあります。
英語字幕で映画やドラマを見る
「Hulu」で英語字幕で映画やドラマをよく見ます。私は使い勝手が良いと思ったので「Hulu」を使用していますが、「Netflix」も同様のサービスをしているので、どちらでも構わないと思います。どちらも月1,000円程度で利用することができます。
分からない単語やセンテンスがあれば調べていますが、全てではなく、聞いたことがあったり、興味があるシーンの単語やセンテンスを調べます。いちいち調べると映画やドラマを楽しめなくなるので、あくまでモチベーションの維持が第一優先です。
一度見たことがある映画は英語字幕でもストーリーが理解できているので、「英語でこうやって話すんだ」という興味が湧いてきます。
スマホアプリで海外の人と言語交換する
スマホアプリを利用することはライティングという面でとても参考になりました。実際に色んな人に英語でコミュニケーションができるからです。学習という面もありますが、私の場合は楽しむことを目的としています。実際に私が使っている2つのアプリを紹介します。
【Hello Talk】
スマホアプリで色んなアプリケーションがありますが、私が使用しているのは「Hello Talk」というアプリです。有料版もあるようですが、無料版で十分です。言語交換用のツイッターといった感じだと思います。
英語で近況などをつぶやくと返事してくれる人がいたり、電話機能もあるのでここで誰かと英語で会話することもできます。私はスリランカの日本好きの方と英語で話したことがあります。
【HiNative】
もう一つが「HiNative」というアプリです。自学自習でする時にはとても便利なアプリで私はよく「この言い方って正しいのかな」という時に使います。これも無料で使うことができます。
英語で文章を書いて自然か、不自然か英語のネイティブが判断してくれて、不自然な場合は訂正してくれることも多いです。また、日本語を学ぶ人に対して正しい日本語を記載してあげることもできます。
このアプリ関連で有料版の1日1英語、与えらた題材にスピーキングとライティングを目的とした【 HiNative Trek 】がありますが、私は使ったことがありません。
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