ポーランドの治安は悪い?障がい者と名乗るヤツに騙されるな。

ポーランドの治安は悪い?障がい者と名乗るヤツに騙されるな。

ワルシャワと言えば、行っておきたい観光名所としてワルシャワ歴史地区、いわゆる旧市街と言われているところですね。今回は旧市街に行く途中で、ポーランド2日目にしてお金を取られた話をしようと思います。

基本的にポーランドは治安の良い国として知られていますが、スリや窃盗など金銭関係のトラブルは多いようです。実際に少額ですがお金を取られてしまった経験をしたわけですが、ポーランドに行かれる方は気を付けてください。

ヨーロッパ旅行記

事件は旧市街に行く前の公園で起きた

旧市街に観光をしに行こうと思い、グーグルマップで行き方を調べました。地下鉄を使って行ったのですが、私が泊まっている宿泊先からだと、最寄り駅からは11駅目で1駅分だけ電車を乗り換える必要がありました。

しかし、せっかくポーランドに来たし、旧市街だけじゃなくて他の街の雰囲気も知りたいと思って、乗り換えをせずに下車し、2キロ弱くらいの道のりを歩いていくことにしました。

綺麗で大きな公園があるなと思い、「サスキ庭園」と言われるところを通り抜けようとしていたところに一人の障害を持った男性から声をかけられました。

サスキ庭園

サスキ庭園 Ogród Saski

耳が聞こえない障がい者

彼は耳が聞こえないということで、英語をこちらが話しても理解しているのか分からないし、ほぼ身振り手振りで会話をしようとしていました。終始笑顔でフレンドリーな感じです。

何人かが署名した署名簿のようなものを持っていて、はっきり分かりませんでしたが、障害を持った方たちへの慈善事業のために署名してほしいというようなことを身振り手振りで説明しています。紙には英語で”Handicap”とか”signature”というのが書いてあったので、そう理解しました。

まあ、署名だけなら良いかと思い、名前と出身都市を書いていくと、最後に”donation”という欄がありました。つまり、募金です。お金がないというと、耳が聞こえないのか英語を理解していなのか分かりませんが、少しだけで良いというようなジェスチャーをしていました。

「まあ、ちょっとだけなら」と思ったのが私の甘さでした。。。

財布を開くと、すぐにこの障害者が紙の紙幣をつかみ取り、取り戻そうと思って”No”と言っても返してくれません。そもそも、聞こえない、英語が分からないというような素振りを見せます。

そこから何度か”No”と言ったり、強く取り返そうとしましたが、これ以上やって変な騒ぎになるのは嫌だと思ったので、結局私の方があきらめる形となりました。強く”No”と言えなかった、というかそもそも知らない人に話しかけられてそういった行動をした私の負けです。

金額は200PLN、日本円にすると約6,000円くらいですが、嫌な思いをしてお金を取られる結果となってしまいました。

よく考えてみたら、おかしいこと。

後々になって、よく考えてみたら、おかしいことが2点あります。

まず1点目は、このお金を取っていった男が本当に障がい者かどうかです。腕や足がないとか、半身が動かないとか目に見える形で障害があるわけではないので、耳に障害を持っているふりなんて簡単にできるなと思います。

しかも、ポーランド語で聴覚障害者が話したとしても何も理解できないし、どもるように話せば演技することはそこまで難しくないと考えることができます。

2点目は英語で書かれた署名簿。ポーランドで署名活動をしているのであれば、そもそも署名簿はポーランド語で書かれているはずだと思います。世界遺産から近い公園で、英語で書かれた名簿を持っているということは明らかに外国人観光客を狙って寄付というかたちで詐欺を働いているんだろうなと思います。

まとめ

本当にあほなことをしてしまったなと反省するとともに、恥ずかしい出来事ですが、ポーランドに観光で訪れる際はこういったことあるということを、情報として役立てていただければと思います。

また、そもそもですが、道端とか観光地で話しかけられるとほぼお金の話だと思います。今回、彼が障がい者だった(?)ことでその認識が薄れてしまいましたが、似たような手口はいっぱいあると思います。

とはいっても、その後、旧市街に行って観光自体は楽しいものでしたので、変な人とやたらフレンドリーな人には注意しながらも、観光を楽しんでください。

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