ポーランドのチェンストホヴァに行ってから、クラクフに戻ってきました。クラクフは観光でとても有名な街なので、今まで、旅先で出会った人たちがオススメしてくれたクラクフ周辺の観光スポットと、実際に私が行った旧市街について紹介します。
宿泊先は大きなホステルを選択したのですが、そこではカルチャーショックを受けることになります。スクールトリップで来ている学生たちと先生に驚かされました。一人旅をしているというラトビア出身のお姉さんとも少し仲良くなり、そのカルチャーショックを受けたことについて意見を交わしたので、記載してきます。
クラクフの旧市街を散策
クラクフの人口はというと約70万人。ポーランドではワルシャワ、ウッチに続く第三の都市なのですが、観光に関して言えば、ウッチと比べクラクフの方が断然有名ですね。
17世紀にワルシャワに遷都(首都を移転)する前、何世紀にもわたってポーランド王国の首都でした。日本でいえば「京都」のような感覚です。クラクフは第二次世界大戦中にドイツ軍の司令部が置かれていたため、戦火を逃れることができ、被害が少なかった地域です。
そのため、旧市街には多くの歴史的な建造物も残っていて、旧市街全体が世界遺産に登録されています。
旧市街を散策していると、やはりワルシャワの旧市街とは違う印象を受けます。これは旧市街だけではなく、クラクフの街全体に言えることだとおもいますが、”歴史を感じる”ことができるのが特徴です。単に古いという訳ではなく、建築は全体的にアーティスティックな印象を受けます。
【クラクフの地図】
写真:ポーランド、クラクフの旧市街
※クリックすると写真を大きく見ることができます。
クラクフから日帰りでいけるオススメのスポット
「これからクラクフに行く」という話をすると、旅をしている中で知り合った人たちがオススメしてくれたスポットがいくつかあります。クラクフに行くのであれば、その周辺の地域もオススメだと話をしてくれました。
私自身は、スケジュールが合わなかったので行けていません。しかし、クラクフに行くならここにいった方がいいという情報を、実際にヨーロッパの人たちや宿泊先で出会った人たちが教えてくれたので紹介したいと思います。
ヴィエリチカ岩塩坑
クラクフからであればツアーもありますし、バスや電車で行くことも可能です。30分ほどの距離です。「クラクフに行く」という話をすると必ずと言っていいほどここを紹介されました。
ヴィエリチカ岩塩坑は世界遺産にも登録されているためか、ヨーロッパの人の目線からだとここが一番の観光スポットなようです。歴史や神話をモチーフとした彫像、祭壇や礼拝堂などが岩塩で作成されています。
【ヴィエリチカ岩塩坑の場所】
ザコパネ
クラクフからバスで2時間程度、南に下ったスロバキアとの国境沿いにあるポーランド屈指のリゾート地、保養地です。日帰りのツアーも用意されています。
クラクフからは電車も出ていますが4時間ほどかかります。バスの本数も電車より多いため、バスでザコパネに行く人が圧倒的に多いです。
「クラクフに行く」というとザコパネもオススメしてくる人も多かったですし、同じホステルに宿泊している人もザコパネに行くことを目的にしている人もいました。
ザコパネはヨーロッパ中でウィンタースポーツやトレッキングで有名な地域です。それ以外にも、乗馬、ラフティング、温泉などオールシーズン楽しめることもあり人気を集めています。
【ザコパネの場所】
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所
こちらもクラクフ日帰りでいける距離にあり、日本人にも有名な場所ですね。クラクフからはバスで1時間程度。日本語のツアーも開催されています。ヨーロッパの人や現地に来ている旅人もここの話をすることが多かったです。
アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所はナチス・ドイツが第二次世界大戦中にホロコースト(絶滅政策)を実施した最も有名な施設ですね。多くのユダヤ人がここで犠牲になりました。二度とこのような悲劇を繰り返さないよう願いをこめ、ユネスコに世界遺産として登録されています。
▶アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所のHP(英語)はこちら
【アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の場所】
ホステルで経験したカルチャーショック!
今回、宿泊したのは集団宿泊も可能な大きなホステルでした。そして、6月はおそらくポーランドやヨーロッパの各地域でスクールトリップが行われるシーズンなのでしょう。
同じホステルにはスクールトリップで来た学生達が多くいました。同じ部屋に宿泊していたラトビア人のお姉さんと喫煙する場所で時々会うようになり、よく会話をしていたのですが、彼らは15~16歳くらいだということです。
夕食を終えてお姉さんと話していたら、学生たちを見てみるとお酒を飲んだり、タバコを吸ったりして騒いでいるではありませんか!
しかも、先生たちのいる目の前で。。、
お姉さんに「日本でこんなことはあり得ない!先生が叱らないなんて、先生もクビになるよ。」と言ったら、「ヨーロッパではこれが普通のことよ。だって彼らはティーンエージャーなんだから。」と笑っていました。
ちなみに、ポーランドでは喫煙と飲酒は18歳からです。完全にカルチャーショックです。日本で修学旅行に来ている高校生が、宿泊先の旅館で、先生の目の前で堂々とタバコや飲酒をするなんて想像できるでしょうか?
彼らの中にはバスとトイレが一緒になった場所があるのですが、そこで寝ていた学生もいたそうです。
次の日の夜、学生たちがうるさいと近隣から苦情があったらしく、警察の人が何人かやってきました。静かではありましたが、その後も先生の前でお酒を飲み、タバコを吸っているという不思議な光景を目の当たりにしました。
ホステルで同部屋だったラトビア人のお姉さん
ホステルで出会ったこのお姉さん。ラトビア人だということですが、英語が公用語のマルタにもいたこともあり、英語がかなり上手だし、聞き取りやすい英語を話してくれます。なので、話をしていてとても楽しかったです。
しかも、結構可愛かったです(写真は私の腕が悪いため、あまり上手く取れていません)。
ラトビア人の平均身長は日本人に比べるとかなり高いです。私がラトビアに滞在していた時の感覚でいうと女性の平均身長は168~170cmくらいはあると思いますが、このお姉さんは155cmくらいしかなく珍しいタイプでした。
仕事はWEBのアナリストをしているそうで、どこでもできる仕事だからと会社にお願いして、旅をしながら仕事をしているそうです。
このような働き方ができる企業も日本に増えれば良いなと思います。しかし、日本では今のところ、ほぼ0に等しいくらいの割合しかこういう働き方を認めていないでしょう。
彼女もまた、セルビアなどの東欧を中心に旅をしているそうで、最終目的地は母国ラトビアだそうです。その後、イギリス人の彼氏がいるそうで、イギリスへ向かうようです。
彼氏いたんか~い。。。
「写真を撮って、Webに掲載していい?」と聞くと「私、日本で有名になるの!?」と冗談半分におどけて了承をもらいました。笑顔が素敵なお姉さんでした。
最後に
クラクフの観光に関して、クラクフの街だけであれば、丸一日あれば主要なところは周れます。
しかし、個人的には最低3日以上はあった方が思う存分楽しめると思います。なぜかというと、この記事で記載させていただいた通り、クラクフ近郊にも観光スポットが結構あるからです。
特に、日本ではあまり有名ではありませんが、ヴィエリチカ岩塩坑は出会った人のほとんどがオススメしてくれたスポットなので観光には良いと思います。
そして、スクールトリップで来ていた学生たちの話ですが、後にベラルーシ人の友達夫妻にこの話をしました。
彼らベラルーシ人の感覚だと「そんなこと、あり得ない」だそうです。
つまり、先生がいる前でお酒を飲んだり、たばこを吸うことを未成年者して、先生が怒りもしないなんてことはは普通ではないという感覚です。日本と同じく、そういった場合は生徒も停学や退学、先生も何らかのペナルティがあるようです。
なので、この出来事は国よって考え方や捉え方が異なります。ひとくくりにヨーロッパはこうだという訳ではないということをご理解していただければと思います。
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