あいのりAsian journeyでメンバーが3番目に訪れたのは台湾。台湾到着時の男性メンバーはハト胸、ゆうちゃん、ウエディング、シャイボーイ。女性メンバーはでっぱりん、あすかです。
台湾では、大雨の中かすがが合流してシャイボーイが一目ぼれし、恋愛できないロボゆうちゃんにでっぱりんとあすかがイラだち、ハト胸が告白し、ウエディングがリタイアします。
そんな色んな出来事があった台湾について、あいのりの旅を振り返ってまとめてみたいと思います。
台湾の概要
日本の沖縄の南に位置する豊かな自然に囲まれた島。近年はIT関連の企業を中心に世界的な企業も生み出しています。人口は2,355万人、面積は3万6千K㎡と九州ほどの大きさです。正式名称は「中華民国」で、事実上の首都は台北(タイペイ)。
歴史的に見れば、1895年、日清戦争の結果、台湾は日本の統治下におかれます。1945年、第二次世界大戦後に中国では内戦が起こり、これに勝利した中国共産党が今の中国「中華人民共和国」を樹立します。一方、この戦いに負けた中国国民党の蒋介石(ショウカイセキ)らは中国大陸から台湾へ移転し、樹立したのが「中華民国」です。
今も台湾は独立国家であるかどうか、議論されることが多いのですが、オリンピックやワールドカップ、野球のWBCなどスポーツの国際大会では中国代表とは別に台湾代表が存在しています。
親日家が多いのによく知らない台湾
親日ということで知られる台湾ですが、日本人はどれほど台湾が親日かを知りません。そればかりか中国と台湾の違いさえもあまり知らない人もいます。
こういった記事を書いている時にいつも思うのが、あまり海外のことについて詳しくないけど、世界についてもっと知りたいということ。「あいのり Asian Journey」を通して、台湾がどういった国かをまとめてみました。
台湾の女性はシャンプーが好き
ブロー・マッサージ込みで約1,000円という安さもあって、デート前や会社帰りに気軽にシャンプーをしに来ます。でっぱりん、あすかが台湾到着した時にドライバーさんに連れて行ってもらっていましたね。
シャンプーで髪を泡立たせ、長い髪をピンと立たせたりして、インスタ映えする写真を撮るのも流行っているそうです。
ランタン飛ばし
旧正月が明けてから初めに迎える満月の夜、願いを込めたランタンが無数に夜空に広がる光景は幻想的な雰囲気に包まれます。あいのりメンバーがペアになってこのランタンを飛ばしていましたね。でっぱりんとゆうちゃん、あすかとハト胸が一緒にランタンに願いを書いて飛ばしていました。
少し調べてみると、おそらく台北から電車で約1時間でいける十分(シーフェン)ではないかと思います。十分(シーフェン)では1年中、このランタン飛ばし体験ができます。
線路をはさんで色んなお店があり、この線路は電車も走っていますが、電車がいないタイミングで線路まで出てランタンを飛ばします。
超親切な台湾人
あいのりメンバーがホテル探しに苦労していました。飲食店の入口を占領してお店をふさぐように道を聞いてしまったのですが、お店の人は怒るどころか店員全員が集まって道を一生懸命教えようとしてくれます。
その後、再び道に迷い、男性に道を尋ねていると、さっきのお店の人が心配してやって来て再び道を教えてくれます。しかし、メンバーはまた迷います。すると、バイクに乗った先ほど道を尋ねた男性が間違いを正しに来てくれました。
おそらく、この人らだけではなく、見知らぬ土地の人間に対してとても親切な人が多い。それが台湾の国民性の特徴です。
台湾人の優しさ
あいのりメンバーは老舗のお菓子屋さんに入ります。そこで店主のおばあさんが「みなさん台湾に来てくれてありがとう。台湾は日本に統治されていた時代があったんですよ。みんなが同じ家族だったことを知っていますか?」と語り始めます。
1895~1945年の間、日本に統治されている時代がありました。おばあさんは日本と同じ教育を受けて育った世代であるため「家族」と言っています。
そして、おばあさんは続けます。
「日本の津波が起こった時に、わたしたちもすぐに義援金を寄付しました。ほかのたくさんの台湾人も同じです。善意を日本に返しました。昔、台湾の人々は日本人の家族でもあったから。このお店の3日間の売り上げを日本のために寄付しました。」
このおばあさんが言うように台湾から多くの寄付金が集まりました。あの時、台湾の方々が日本へしてくれたことを忘れてはいけません。
東日本大震災への寄付が世界最大
2011年3月11日、東日本大震災が起き世界中のメディアを通じてこの出来事が報じられます。そして、世界から日本へ多大な援助が贈られます。
それを見ていた台湾の人々もすぐに立ち上がりましたが、他国との違いは圧倒的な熱量。
政府をはじめ、街では募金活動がされ、テレビを通じてチャリティー活動が行われ、地方の役所、農村部のおじいさんとおばあさん、小学生でさえも自分のおこずかいから募金をしました。お金のない人はせめて気持ちだけでもと手に「日本の平安をお祈りします Pray for Japan」などと書いてネットにアップしました。
集まったお金の多くは、個人からの募金。小さな募金は積み重なり、莫大な額になります。
海外から日本赤十字社への義援金は1位:アメリカ(33.1億円)、2位:台湾(29.2億円)と発表されています。
台湾はアメリカに次ぐ2位ですが、人口はアメリカの13分の1。なので、凄まじい金額だということが分かります。さらに、日本赤十字社以外への義援金を含めると半年で180億円もの金額が集められました。
最終的には200億円を突破し、世界で最も日本を支援してくれたのです。
日本から世界へお礼広告を出すも・・・
震災から1ヶ月が経過した頃、日本政府は支援に対してのお礼を世界の主要新聞社に対して掲載しました。アメリカ、イギリス、中国、韓国、ロシア、フランスの主要紙に「絆」と漢字で記載し、『世界中の友人から示してくれた絆に深く感謝しています』と、大きな広告を出します。
しかし、そこには台湾は含まれていません。
日本が承認している国は196ヶ国。その中に台湾はありません。つまり、日本は台湾を国として認めていないため、広告を政府が出すことができません。
有志で台湾へお礼
そこで、一人の女性が立ち上がります。ツイッターで有志を集めました。
台湾のメジャー紙に有志で意見広告(お礼広告)出せるのかぬ?
— Maiko Kissaka (@kissaka) 2011年4月11日
>>謝謝台湾計画HP
彼女はあいのりの番組内でこう答えています。
「自分がそれをやられたら、結構さみしいなと思うだろうと思って。じゃあ民間で出せばいいじゃん、みたいなことを思いつきで何も考えずに言った。まず、絶対に集まると思ってなかった。」
しかし、予想に反してツイッターを見て賛同する人の動きが速く、最終的には1週間で1,800万円を超える金額が集まります。
その中には被災地の人からも振り込みがあり、家が半壊して、1,000円しか振り込めないけど、新聞掲載してほしいという人もいました。そのことに驚いたと語っています。
そして、震災から2か月後、台湾の主要紙「聯合報(れんごうほう)」と「自由時報」にお礼広告を載せることができました。
「ありがとう、台湾 あなたたちの思いやりにとても感謝しています。私たちは永遠にあなたたちの友人です。」というメッセージが掲載されています。
まとめ
台湾に対して広告が出せなかった話を聞いたあいのりメンバーもショックだったり、知らなかったことに恥ずかしかったりとそれぞれ感じることがあったようです。そのような経緯があっても、日本のことを好きでいてくれる台湾に対して何かしたいと、その後、みんなでボランティアをしています。
私もこの広告については知らなかったので、あいのりの放送で知る事ができて良かったと思います。「謝謝台湾計画」を企画した女性の方、そして、その活動に参加し寄付をした方にありがとう伝えたいと同時に、知らなかったことを申し訳なく思います。
2018年2月6日。台湾北東部で大きな地震があり、捜査活動が打ち切りになった11日の時点では死者が17名も出ています。私ができたことは台湾の友達に「台湾加油」とメッセージを送るくらいでした。
そして、今回この記事を書いたことによって、私たち日本人が知っておくべき出来事を少しでも伝えられたらいいなと思います。
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