フィリピン留学で人気の都市を解説します！

フィリピン留学をするにあたって、学校を選ぶより実は都市を選ぶ方が大事なことです。学校の環境も大切ですが、治安面だったり、人の気質もその土地によって変わります。自分が何をしたいかによって、まずはどこの都市に行くか決めるようにしましょう。

ここでは、フィリピン留学で人気の４つの都市について説明していきます。

マニラ

フィリピンの首都マニラはフィリピンの政治や経済の中心地で、人口も最も多く、日本で言えばまさに東京のような都市です。

高層ビルやショッピングセンターなどが立ち並び、きれいに整備された地域があります。そして、スペイン統治時代の名残を感じさせる教会や歴史的建造物、街並みも残っています。

語学学校の数は他の都市と比べて少なく、主要なところは10校程度とそれほど多くありません。国際空港からすぐ近くにあり、市内に行くまでに時間があまりかかりません。そのため、1ヶ月以内の短期留学で行く人が多い傾向にあります。

フィリピンの学校は基本的にセキュリティがしっかりしていますが、治安の面から特にマニラは警備に力を入れている学校が多いです。

【マニラの地図】

セブ

世界的に有名なリゾート地で、美しいビーチや商業施設もある島です。フィリピン留学で有名な場所ですが、『セブ』とはセブ島のセブシティとマクタン島を含めた総称を示す場合が多いので、実際にセブにある学校を選ぶ場合はセブのどこかを注意して調べるようにしましょう。

セブ島の中心エリアはセブシティと呼ばれ、ビルが多く立ち並ぶ繁華街でビーチリゾートといった雰囲気はほとんどありません。ここは学校が最も集まり、学校選びの選択肢が多い地域です。

一方、マクタン島はビーチリゾートの雰囲気がある地域で、リゾート感を味わいながら学習をすすめたい場合はマクタン島を選択すると良いでしょう。

セブシティでもマクタン島でも、休日にマリンスポーツを楽しむことが可能です。これらのエリアは観光地ということもあり、フィリピン国内でも比較的治安の良い都市と言われています。

【セブの地図】

クラーク・クラーク経済特区

マニラからは車で2～3時間程度で行ける場所にあります。元々はアメリカ空軍の駐屯地であったため、今でも多くの欧米人が在住しています。そして、別名『リトル・カリフォルニア』と呼ばれるところです。

水道、電気などのインフラが整っていて、治安も良く落ち着いた環境で、街全体もキレイに整備されています。大型のショッピングモールやクラーク国際空港があり、便利で生活しやすいです。

クラークはセブに次いで、数多く学校があります。勉強をする環境も整っていることから、中長期的に語学留学をしている人が集まっています。広大な敷地内を利用したキャンパス型の学校が多く、オープンな空間での学習が可能です。

他の地域と比較して、欧米人の教師が多いことも特徴です。セブに比べると遊ぶところが少ないので、休日を楽しみたいという人にとっては物足りないですが、勉強に集中したい人にとっては向いています。

【クラークの地図】

バギオ

マニラからは長距離バスで移動して7～8時間ほど離れた、山間部に位置する都市です。最高気温は26℃ほどと、フィリピン国内でもかなり涼しい地域で、国内では避暑地として人気です。

バギオには名門大学があり、教育都市としても有名です。そのため、この地域の語学学校には名門大学出身の優秀な講師たちが多く在籍しています。

韓国資本の語学学校が多くあることも特徴の一つです。若い韓国人学生に勉強に集中してもらうことを目的として作られた、スパルタ式の学校が多い傾向にあります。

この地域もセブのように遊ぶところがあまりないため、英語の勉強に集中したいという人にうってつけです。国際空港から遠いため、移動は少し大変ですが、他の地域に比べて学費が安く、節約志向の人に人気のエリアとなっています。

【バギオの地図】

最後に：フィリピンでの安全対策

最後に治安面の話をします。

マニラはフィリピンの犯罪件数全体の約２３％と、最も多く犯罪が発生している場所です。人口も多いため、犯罪率が高い傾向にあるため、治安面で気をつける必要があります。

日本の治安は世界でもずば抜けて良い国なので、マニラ以外の地域でも日本にいるとき以上に安全対策を考えておかなければいけません。安全対策には以下をご参考ください。

【フィリピンでの安全対策】

・多額の現金やパスポートを持ち歩かない
・手荷物から目を離さない
・人前で財布やスマホ、デジタルカメラを見せない
・フィリピン人の国民性を理解し、プライドを傷つけない
・夜間の不要な外出を避ける
・夜間外出する時は複数人で行動する
・人気のない場所には行かない
・現地の人に声をかけられてもついて行かない
・流しのタクシーには気を付ける