マルタに行かなければ出会うことさなかったベラルーシの人たち。

マルタに行かなければ出会うことさなかったベラルーシの人たち。

日本にずっと住んでいたら、出会わなかったと思う国籍の人が何人かいました。その中でも最も仲良くなった友達にベラルーシ人の夫婦がいます。

彼らとは、中国人(以降、D)のクラスメイトが主催するバーベキューで時々一緒に遊びましたが、色んな思い出ができました。日本では馴染みのないベラルーシという国と人について、マルタの経験を通じて紹介したいと思います。

ベラルーシの国旗

ベラルーシってどこにあるの?

ベラルーシはロシアの西側、ポーランドの東側、ウクライナの北側、ラトビアとリトアニアの南側に位置する東欧の国です。国土は20万7,600平方キロメートルと日本の約半分ほどの広さがある国です。

Belarus

ベラルーシという国

ベラルーシの公用語はベラルーシ語、ロシア語ですが、大抵の人がロシア語を話します。新ロシア国で、ウクライナのようにロシアと対立している国ではありません。

日本人がベラルーシに行く場合には基本的にはビザが必要ですが、2017年2月以降は所定の条件を満たせば5日間のビザなし滞在が認められるようになっています。

日本と同様に資源が少ない国なのですが、ITが近年発達していて国内の経済も独自の発展を遂げています。そして、美人で有名な国でモデルは国家資格が与えられています。

プロテニス選手のマリア・シャラポワはロシア国籍ですが、両親はベラルーシ出身です。

マルタで出会ったベラルーシのカップル

マルタで出会ったベラルーシ人は4人でしたが、確かに男女ともみんなルックスは良かったです。さすがは美女大国といったところでしょうか。

このうち、ベラルーシ人夫婦とは学校が主催するBBQで初めて出会いました。ルームメイトのイタリア人と一緒に行きましたが、私は日本人に誘われてウォッカを飲みに行いった時が、彼らとの最初の出会いです。

語学学校でのBBQ(実際のBBQの様子)

旦那(以降、K)は英語は流暢でしたし、奥さん(以降、V)もそこそこ英語が話せます。語学学校の人同士が自己紹介をするときは「どのクラス(レベル)にいるの?」という会話をよくするのですが、私はこれが苦手でした。

なぜなら、私より流暢に英語を話せる人たちが自分よりもレベルが下のクラスにいるからです。文法や単語を知っていても、話せない典型的な日本の英語学習者です。

この時もそうでしたね。しかも、ウォッカを持ってきた日本人が何やら政治的な難しい話をしていたので、話についていくことができませんでした。

私が政治の話は苦手というと、Kが別の話しをしようと言ってくれました。親切なやつだなと思いながら、この時から仲良くなっていきました。

Kが考えるベラルーシ

Kと同じクラスになったのはそれから何週間かたってからです。彼は試験をパスして、同じクラスになりました。同じ年ということもあり、Kと中国人D、そして私は仲良くなって、この3人がクラスにいる時はとても楽しかったです。

KとDは二人とも明るく、冗談が好きな人たちです。彼らがいたときが語学学校が一番楽しかった時期ですね。

ある授業で「自分の国について紹介」ということで、一人が記者になって相手をインタビューするというロールプレイングをしたときにKと組んでやることになりました。

ベラルーシの国についてどう思う?という質問に、「ベラルーシは閉鎖的な国なので、もっとオープンになって欲しい」と言っていたことが印象的でした。

あまり日本では知られていない理由の一つとして、ベラルーシは行くには少し難しい国だからということもあるでしょう。彼が言うには、ベラルーシがもっと外国と行き来できるような国になってほしいということでした。

この考えには少し驚きました。というのは、勝手な先入観ではありますが、旧ソビエトの国の人は閉鎖的な印象があって、彼のように明るくオープンな人がいる印象がなかったからです。

VはKを思いやる良い奥さん

中国人のDはよくバーベキューを開催して色んな人を誘っていましたし、私もKも仲が良かったので、それに参加しました。Vと仲の良かった日本の女の子もよく一緒に参加していました。

Kの奥さんVともよく話をしましたが、いつもKのことを思っているのが印象的でした。お酒をたくさん飲もうとすると「身体に悪いからあまり飲みすぎないで」とか、そういったKを心配するようなことをよく言っていましたので、本当に良い奥さんだなと思っていました。

ウォッカについて彼女と話したことが最も印象に残っています。

ロシアから近い国なのでウォッカをよく飲むの?と聞くと、「私はウォッカはあまり好きじゃなくて、ワインの方が好き」、「そもそもロシアでも若い人はウォッカをあまり飲まないし、毎日お酒を飲む人は少ない。」ということでした。

ウォッカ=ロシア人の印象が強いのですが、それは日本人が日本酒ばかりを飲んでいるというようなものでしょうか。ロシアやベラルーシでも人それぞれだし、私の認識は時代遅れなのだと感じました。

KとVのフェアウェルパーティー

彼らがベラルーシに帰る前日に例のごとく、フェアウェルパーティー(送別会)でバーベキューを一緒にしました。

写真を撮ったり、ビデオを回したりしてみんなとても楽しそうでしたね。その時にいたメンバーは本当に国際色豊かでした。日本、韓国、中国、ブラジル、ベラルーシ、モロッコ、アルジェリアといった国籍の人々です。

私はこの瞬間がとても好きです。

色んな国籍の人がマルタにやってきて、仲良くなれることがこの国の魅力だと感じる瞬間です。

そんなこんなで、バーベキューが終わろうとしている頃、私たちはみんなで集まって円になり、一人一言ずつ自分の思いをしゃべりはじめました。

クラスメイトのKは明るく最後まで笑顔があふれていましたが、奥さんのVが話したことが印象的です。

「去年マルタに来たときはフランス人の一人としか仲良くなれなかったけど、今回はいろんな人と友達になれて本当に嬉しかった。これからも連絡を取り合いましょう」と感極まって話している感じが、彼女の情に満ちた性格を表しているんだろうなと思います。

その後、名残惜しそうにKとVは何度もみんなとハグをして、もう一度「連絡を取り合いましょう」といってその場が解散となりました。

まとめ

マルタに来て、このバーベキューが一番の思い出と言っていいくらい楽しかった。自分が求めているもの、世界中の人と友達になる瞬間がとても好きです。

マルタに来てどこか観光名所を回ったとか、そういったことで思い出を作ることも一つだと思います。ただ、友達を作って心の繋がりを感じる瞬間がたくさんあるところが、マルタの一番のメリットだと個人的には考えています。

ベラルーシという国についても、まだまだ知らないことも多いけれども、彼ら夫婦を通じて少しばかり知ることができました。日本に帰国してからも、連絡は取り合っているので、ベラルーシの自然や生活など今まで知らなかったことを彼らが教えてくれます。

友達もできたので、いつかベラルーシを訪ねてみたいですね。