世界中の女性が考えるサイテー男とはどんな男性?

世界中の女性が考えるサイテー男とはどんな男性?

日本のサイテー男といえば、どんな男性を想像するでしょうか?

例えば、職場でセクハラをしてくる男、お金にルーズで女性にお金の面倒を見てもらっているヒモ男、彼氏や奥さんに暴力をふるうDV男、身分も経歴もすべてを嘘で固めた経歴詐称男など、考えればいくらでもサイテー男がいます。

その中でも最もサイテー男と世の女性が思うのは浮気男ではないでしょうか。では、世界ではどんな男性がサイテー男と考えられているのでしょう。

man

世界のサイテー男

イタリアのサイテー男

イタリアの男といえば、女好きでプレイボーイなイメージがあります。最近では日本でも草食系男子といわれるようにイタリア男子も草食化しているようです。しかしながら、まだまだ女性を追いかけることが得意な男性も多くいます。

イタリア男子は女性の扱い方に慣れているというよりは、そもそも女性を大切に扱う習慣が大事にされています。そのため、イタリア男子の特徴が女性にウケていて世界でもモテると考えられます。

そんなイタリアのサイテー男といえば、やはり浮気をする男性です。

イタリア男子の手口(?)としては、人助けのフリをして困っている女性に声をかけたり、街中で声をかけるいわゆるナンパをしたり、「素敵」とか「セクシー」という言葉をなげかけて女性を褒めまくるといったことで女性を口説いています。

ある調査ではイタリア夫の浮気率は55%で2人に1人が浮気をしているという結果もあるほどです。当時75歳だった現職のベルルスコーニ元首相も18歳のモデル女性と不倫しているというスキャンダルで辞職するという事態も起こっています。

しかし、イタリアでは浮気男よりも女性に嫌われているサイテー男がいます。それはマザコン男です。イタリアではマンモーネ”mammone”と言われていて「大人になってもママが大好きな男」という言葉です。

イタリア人女性にとって浮気男よりもマンモーネの方が嫌いだという女性も多いです。浮気は放っておけばよいですが、マンモーネは女性自身にも迷惑がかかるため嫌われているようです。

マンモーネは彼女や奥さんのことを母親代わりにしたり、パートナーそっちのけで母親に相談したり、母親と比べたりする特徴があります。

実はイタリア人男性は女性に扱うことを大切にする習慣もありますが、母親を大事にするという話もかなり有名です。30歳を過ぎた男性の3分の1以上が両親と同居していると言われています。

マンモーネのイタリア人男性は「人生経験が長い母親の方が彼女や奥さんより頼りになる」「イタリア人男性はすべての女性を尊敬していて、それは母親も一緒」という考えを持っています。

イタリア語の「マンマ・ミーア」は日本語にすると『私の母親』という意味ですが、驚きを表す言葉です。英語でいうと「オーマイゴッド」と同じような意味を持ちますが、イタリアではそれほど母親が偉大な存在ということのようです。

インドのサイテー男

インドは女性の社会進出率が低く、多くの独身女性は結婚するまで実家で暮らしています。そして、結婚をして夫の家に入るというのが一般的なライフサイクルです。

最近では恋愛する人も増えてきているのですが、ヒンドゥー教徒が多いインドでは婚前の連来はタブーで、結婚するまで恋愛しないことが一般的です。現在でも約8割がお見合い結婚をしているという現状があります。

諸外国が恋愛をして結婚をするという流れが多い中、インド人は結婚をしてから恋愛が始まるという考え方が基本です。

インドにもサイテー男が存在します。それは束縛男です。

どれほど束縛が激しいかというと、はしたないという理由で妻にスカートを禁止したり、女友達といる時でも妻の浮気を疑いテレビ電話で随時確認したり、帰宅後に毎日携帯電話をチェックしたりという具合です。

インド人男性は結婚するまで恋愛をしていないため、恋愛に慣れていない人が多く、他の男性に自分の妻を取られることを怖がっているように見える男性がとても多いです。妻が自分のことを本当に愛しているか確かめたくて、結果束縛する傾向があります。

インド人男性は束縛することに対して「好きな女性を守るために束縛するのは愛情表現の一部」「妻の携帯を毎日チェックするのは妻が大切で愛する存在で、他の男性に取られないようにするため」と考えている人が多くいます。

しかし、度が過ぎて束縛をする男性は女性から嫌われています。

アメリカのサイテー男

アメリカといえば世界中から夢や可能性を求めてやってくる自由の国です。女性の特徴としては7割が社会進出をしていて、男性から見るとプライドが高く、自己主張が強いという印象です。

アメリカ女性が考えるサイテー男も様々です。

何でも自分本位で考えて女性のことを考えない、女性を女性らしく大切に扱えない、つまりレディーファーストができない男性はサイテー男とみられます。あと、日本と同じように浮気男もサイテー男とみられています。

少し変わったアメリカ独特のサイテー男と言えば、ダンスができない男です。

アメリカ人にとってダンスはとても重要なものです。青春時代の最も重要なイベントとされる高校の卒業パーティーや結婚式で新郎新婦の初めての共同作業として行われるファーストダンスなど、様々な節目に男女でダンスを踊る機会が多く、踊れない男性は女性をエスコートできないカッコ悪い男性と考えられています。

ダンスでは踊っている男性の性格が見ることができて、ちゃんとリードしてくれる男性か、周りに気を配れるかどうかなど女性にとっていろんなチェックポイントがあるようです。

男性もダンスに対してかなり意識が高く、踊れない男性は踊れるようになるために必死で練習しています。彼女を作るためにも、ダンスがうまくなることが大切で、ダンスレッスンに通っている男性も少なくありません。

まとめ

浮気男は世界共通でサイテー男という認識があるようです。これは当然といえば当然ですかね。そして、母親を大事にする文化は世界でも多く見かけることができ、マザコン男は世界中にいます。

マザコン男の呼び名に関して、イタリアでは「マンモーネ」と紹介しましたが、中国では「宝男(バオナン)」と言われています。中国では赤ちゃんのことを「宝宝(バオバオ)」と言いますが、赤ちゃんのように母親が大好きな男性に対して「宝男(バオナン)」という言葉が使われています。

最近では、母親が理由で離婚にまで発展することがあり、中国では社会現象になっています。

イランでも母親とキスをする男性もいるくらいマザコンが多い国です。ウソをついているかどうかを見分ける際に、「あなた(嫁の名前)の命にかける」と言う場合はウソをついていることが多く、「お母さんの命にかける」と言う場合は本当のことを言っているなと感じることが多いようです。

インドでは束縛が激し過ぎることがサイテー男と紹介しましたが、インドの女性もまた束縛が激しく、男性が出かける時にはどこに行って何時に帰ってくるかなど一日に何度も電話をかけるのは当たり前のようです。

世界には色んなサイテー男がいるようですね。文化も違えば、価値観も違って来ますが、基本的には女性ファーストで考えることができる男性がどこに行ってもモテますね。